2023.09.21 08:15繊維今昔。先週は一年振りの関西方面出張で、見事にコロナ感染してきたようで今週は高熱にうなされながら気付けば木曜日。果たして明日はビールを飲めるコンディションなのか。ちゃんと仕事の用件もありの出張だったが、1/3くらいは実はちょっと個人的な部分も大きく。最終日の和歌山はほぼ丸一日、ゆっくりと、前職の工場内で懐かしい面々と共に時間を過ごした。
2023.09.05 09:55事故は起こる。昨年SADOBASE設立後、建物を所有するという会社として初めての経験だったため、保険に加入した。更新の時期がきて保険屋さんとお話をしていて、割と、いや強烈に衝撃を受けたことがあったので今回はその話。
2023.08.23 09:38指図。事情が重なり佐渡と千駄ヶ谷を行き来しているうちにこんがりと日焼けして異国感がたっぷりになってしまった。挿絵ほどには焼けた。でも今回のブログは挿絵のような偉そうに指図するみたいな話ではない。繊維製造業界に入隊してからずっと違和感があったものの、前職の書式然り、受託加工系の工場様全般、依頼書の名目が『指図書』だった。違和感を改めて感じたきっかけは僕にとって業界の先生でもある泉州にある生地プリント工場の...
2023.08.08 10:37目線。目線の置き所は重要だと感じている。どんなに優れた技術でも、残念ながら使用する場面がないものには、いくらコストがかかっていても作り手にとってお客様からの価値評価は納得いくもになりにくい。先日、昔衣料品店頭販売職からこの繊維製造側に入隊した勇敢な戦士と雑談をしていた時に「山本さん、〇〇染色工場さんの〇〇って加工どう思いますか?」と問われた。あまり詳細を書くと角が立つので、ざっくりいうと、生地の染色加工...
2023.08.04 02:05歓迎される工場見学。Twitter改めXのタイムラインでブランド様の工場視察に対する工場側のマインドを問う投稿が目に入ったため、リポストした上で自分の経験による見解を述べた。
2023.07.25 08:22継続は力なり。先日、昔から顔馴染みの生地問屋の営業様と雑談をしている中で「最近昔から知ってる人の名前しか出てこなくなったよね」とおっしゃっていた。これは川中~川上の話。製造側にいる人たちには、各社若手も入ってきたり、ちょっと名前が出て独立したり、または異業種からの参入もあまりないけどそういう人たちもいたり。お客様でもある程度大きいところは限られているので、椅子取りゲームよろしく、一つのブランド様の中でサプライヤ...
2023.07.14 09:51リスク。ここ数年は商社様や問屋様が在庫を絞っているのでQRしにくくなった的な空気が漂っている。確かに、カラーストック生地や紡績各社様ともオリジナル商品の在庫販売はやってないわけではないにせよ、潤沢に持っているかと言われれば、1件でもまともなオーダーが入ればサクッとなくなってしまう程度になっている感は否めない。裏を返せば、カットオーダーや一反くらいの小口オーダーがほとんどになっているということでもあるが。実...
2023.07.06 23:17段取り。仕事とは、各社目的のために業務が遂行されたら、関わる人間関係の状態など、どうでも良いものである。と言うのが、今っぽいのであろうと思われる。気がする。まぁビジネスはそういうもんだろう。僕自身、別に呑みニケーション肯定派でもないし、体育会系の上下関係が苦手だったから中学で野球をやめた経緯もあり、かつ、仕事や自分のやりたいことでもなければ家に引きこもってメタルギアソリッドでハンドガンにサプレッサーをつけ...
2023.06.30 06:58サイズと単価。Twitterでネタかもしれんけど、某ファストファッションチェーンバイトが中学生から質問された内容が目に入ってきた。SとLで値段一緒なのか?と、マックのポテト理論が服には採用されていないのか?と。考えたこともなかったという意見もちらほらあったが、まぁ確かに、昔からそうだったから気にも止めなかったというのが実際のところだろう。ここにはおそらく値決めに関わる商流の理解があれば答えは出るんだけど、そんな...
2023.06.13 06:49綺麗事。SDGsという言葉が繊維業界に対して厳しくなかなか達成の目処が立たないような気配を感じずにはいられない。厳しいとは、色々な意味があるけれども。取り急ぎ環境意識商材は各社出揃った感もあり、「もうそれじゃなきゃ売れない」みたいな空気が蔓延しているかというと、まぁそうでもない。環境意識商材といっても、ある角度から見ればそれもまた、環境に対してどうなのかというツッコミどころがある物も多く、つまり、全方位的...
2023.06.08 04:55誰得。何度かこのブログでも触れている内容ではあるが、記事累積もそこそこになってきて自分でも拾えないので、改めて。僕個人としては、繊維の世界における各社独自開発の技術や素材は、提案を受ける度に身体中の穴からなんか汁が出るくらい興奮するし、素晴らしいと思う。それこそ、差別化しないと埋もれてしまう群雄割拠の戦場である。誰でもできることなら値段が安い方に仕事が流れてしまうのは世の常。それ自体、誰を責めるものでも...
2023.05.29 06:58雑。人はなぜ、同じ過ちを繰り返すのだろうか。僕がこの業界に入って、繊維産地に対する仕事の回帰〜離脱サイクルはおそらく二度目かと思われる。僕の入隊時期がリーマンショック前、生産もまだまだ国外へ離脱サイクルの頃だったので、序盤こそ少量生産でクオリティにこだわった先の仕事は嫌がられたが、リーマン後、それくらいしか市場に商売がないと感じた工業はぼちぼち付き合ってくれるようになった。景気の底打ち感が出て、業界全...