2020.06.30 11:23糸番手の理解が大切だなと思う場面。今朝方、twitterで番手換算の話題を見かけて、たまらず少しだけ計算式を自分のタイムラインに流したのだけれど、そもそもこの知識必要か?どんな場面でいる?と自問自答した結果をつらつらと書いてみようかと思ったり思わなかったりらじばんだり。
2020.06.29 11:29許容の範囲。昔話であるが、僕の前職は丸編み工場であった。前職の名誉のためにも改めて念押しするが、これは昔話であって、今はちゃんとしている。と、思う。僕は無知だったので、現場に入れてもらったことはもう素晴らしい経験だった。結果、糸長を指定して度目を設定するという高度な依頼もするようになった。これは現場の人にとっては設定が楽になる反面、誤ってズレた時の動かぬ証拠ともなる。物理的に糸を流し込む距離を指定するのだから...
2020.06.26 06:43生地の勉強をしたい人たちへ。勉強というのは、受け身状態ではなかなかと身につかないものだと思う。「元も子もない。教える側の問題ではないか」と言われそうだが、インターネットにあふれている情報を拾いにいくという行為を一定の努力とした上で、さらにいうと、発信者は概ね一方的な良心というか、ビジネスにつなげようと思っている人もいるだろうけど、業界の底上げを願っての自発的なお節介というか、そんな感じの情報発信だと思うので、そこに対してもっ...
2020.06.25 12:00下請け製造会社のブランド化。昔、いや今もあんのか、ファクトリーブランドって流行ったじゃないっすか。流行ってないのか。僕の周りは受託製造業が多いので流行った気がしたんすね。サーセン。勘違い。とはいえ、今回コロナを経験した上で、自社オリジナル製品を作って卸とか小売とかにチャレンジしていく動きが一定数みられたのは、受託製造業にとって僕は良い動きだったと思う。成否は別として。やっていこうという気概は良かったと思う。自社ブランドや自社...
2020.06.19 11:52繊維業界が好き。僕は何を隠そう、繊維業界が好きだ。ファッションも好きだけど、ファッションとか好きって言うと、「どこそこのブランドどう思う?」とか「その服どこの?」とか「好きなブランドは?」とか質問されてもよくわからんし、わからんって言うと「それでファッション好きなの?」的な空気になるからファッションのことは、よくわからん。けど、繊維業界は好き。なんせ、実家が繊維だし。とはいえ、まさか生業にして独立までするとは思っ...
2020.06.17 11:15ビーカー依頼の礼儀。皆さんは繊維業界の僕らが口にする『ビーカー』という言葉を知っているだろうか。この『ビーカー』はまさに、理科の実験で使うアレのことだ。染め屋さんとやりとりを始める入り口に、この『ビーカー依頼』ってのがある。染め屋さんと色のやりとりをする上での注意点の記事は過去に何度か上げている。
2020.06.15 12:10動きたくなる言い方ってあるよね。僕が書くブログは、僕自身も常に自戒をこめている。つもりだ。工業現場に入ると、めっちゃ作業ってある。段取りとか、色々、書き切れない。それがなかなか評価されづらい状況というのは昔からそうなのだろう。作業する人は、結構つらく当たられがちだ。「なんでできないの?」「そんなことそっちで考えてよ」「できないっていう答えは聞きたくない」などなど。その割に、賃金は高いとは言えない。創意工夫とは、依頼者のクリエーシ...
2020.06.12 09:16理不尽を超えてゆけ。繊維業界へ来られた新社会人諸兄の中には、コロナの影響でいきなりイレギュラーな対応となりまともな導入がなされなかった人も多いと思う。イレギュラーって困るよね。そもそも基礎がないから直球の補給さえ怪しいところへイレギュラーバウンドするんだから、取れるわけない。でもこの繊維業界は基本的に「監督!そのボール、取れません!」と主張しても、「そんなもんも取られへんお前の方が悪い!」となる。これはパワハラとかそ...
2020.06.10 10:51それ、オレらが決めることなんで。昔、二十代中盤頃、生地問屋さんや商社さんを相手に商売させてもらってた頃、彼らより生地作りの知識が勝ったと自負していた僕は、生地を作り上げていく工程や原料スペックなど、他社にないであろう要素を詰め込んだ生地を提案することが、お客さんにとって良いことだと盲信していた。商談時の殺し文句は「〜だから価値があると思うんですよ」だった。知識に裏付けされたものであるから『価値がある』と相手は思ってくれたし、実際...
2020.06.08 13:57一事が万事。糸偏川上の人たちは冷たい。いや、正確には、仕事が薄い相手には冷たい。これは金の切れ目が縁の切れ目に近い。オーダーをたくさんくれる人に対してと、オーダーをそんなにくれない人に対しての態度が同じはずがない。これは仕方のないことだが、正直言って、冷たくされた方はおもしろくない。これは僕自身、前職時代にそういう感じだった部分もあるから、今もそうなっていないか自戒を込めて書いておく。製造業は非営業も含めると...
2020.06.05 11:52中間業者介在理由。僕は概ね、中間業者不要論には賛成である。そんな内容のブログを過去に二回も書いている。それくらい、不要な中間業者はいらないと思っている。あくまでも、不要な。弊社も中間業だ。正直言って不要論が表立ってくるとやりにくい面は、なくはない。そして、僕自身理想としている未来が完璧に再現されたとしたら、全く不要の存在になる。だけどたぶん今のところ、それはない。むしろ、多くの企画は中間業者で成り立ってる感が否めな...