2019.04.29 11:09地方の利権と若者達の戦い。連休で佐渡にいるのだが、年始の決意で述べたように、佐渡でビジネを展開すべく色々な人とあっては事業の概要を説明している。が、まずは足掛かりとなる、縫製工場を復活させるのが、思った以上に簡単な話ではない。
2019.04.26 12:19肩書きの威力。やたらと肩書きを欲しがる人がいる。役職が名刺に付いていると、ハクがつき、社外に対してのメンツも保たれる。職務上当然責任ある立場になるのだが、僕ら愉快な繊維業界には、立派な役職名を名乗っても決裁権も何も持っていない(与えられているのに出来ない)人が多い。某染色工場なんて、「課長!」と呼べばほとんどの人が振り返るんじゃないかってくらい課長がいる。そもそも業務上チームを率いて目的を掲げ、それに向かって大...
2019.04.25 13:41看板の偉大さvs個人で勝負する自信。ちょっとこれをみて、独立した時の心境を思い出したので備忘録として書いておこうと思う。僕が独立した理由の一つに、『確固たる自信』があった。自意識過剰とも取れる部分ではあったが、これがないと独立なんて出来ないと基本的には思ってる。会社員時代に培ったノウハウを独自の解釈で発展させ、群雄割拠のOEM戦場で勝てるという自信だ。そしてこの自信をくすぐり煽る一定数の『山ちゃんサラリーマンやめちゃいなよ勢』が『僕...
2019.04.23 11:01商談成約率の低い人。僕が商談依頼を受けて提案する生地の品番数は少ない。相手によるけど20品番あれば多すぎるくらいだ。だいたい10品番くらい。それでも一回の商談でまるっきりハズレということはほとんどない。それどころかピックアップ率は非常に高い。良い時は持っていった生地全部ピックアップされる。これほど嬉しいことはない。品番数が少ないから?そうかもしれない。でもそれだけじゃないロジックがちゃんとある。誰でもできる簡単な方法...
2019.04.15 12:07頑張るということ。「こんなに頑張ってるのに・・・」など、自分の努力が人から認められない事を嘆く人がいるが、努力をしても評価されない状態はどういうことか冷静に考えてみてほしい。それはつまり、誰かが評価するに値しない状態だということではないか。「頑張る」をweblioで調べてみた。ーがんば・る(動ラ五[四])「我(が)に張る」または「眼(がん)張る」の転という。(頑張るは当て字)①あることをなしとげようと、困難に耐えて...
2019.04.09 10:48事実と付加価値。昔、とある有名アパレルメーカーの仕事でオーガニックコットンを使用した生地を納めたことがあった。しかしそのオーガニックコットンは協会認定を受けていなかった為、認証機関の証明書が添付できなかった。とはいえ事前にそういった認証がない原料であることは伝えていたし、実際にオーガニック栽培された事実証明は第三者機関から認められている商品だった。ところが、「協会認証機関の証明書がないならば¥500/m安くしなさ...
2019.04.08 10:39情報源の企て。日本国内で製造されているテキスタイルの多くは、輸入された糸で作られている。特に定番的な綿の生地や、ポリエステル長繊維など、価格対応を求められる生地糸(生成りの糸)のほとんどは輸入糸だ。綿糸に至っては、原料を国産で賄うことは難しく、(無いことは無いが)ほぼ確実に輸入原料だ。紡績は国内加工だとしても、原料からフィニッシュまで純国産のテキスタイルの出会うことは一般流通している物を見ているウチはまず無いだ...
2019.04.04 09:02夢と売上ノルマと生産ロット。某アパレルメーカーの某DCブランドが事業終了の報せを受けて思うのは10年前の自分。あの頃は合同展示会にも参加するようになってて、某先生も直接生地をみてくれたりしてた。某先生は生地ハンガーを一通り見た後に僕のジャケットを掴み「あたし、コレにした!」って言われ「先生、僕は売り物ではありません」と柔らかく、でもしっかりと断ったのは懐かしい思い出である。さて、ファッション業界といえども、製造工業の方に入っ...
2019.04.03 09:23光と影。表裏一体、光と影、物事には陰陽があり、必ずしも全てが美しいことばかりではない。僕が繊維業界に入るとき、生まれた家が縫製業やってたってものあって、キラキラした憧れみたいなのは最初からなかった。だって親が縫ってるしね、お店で売ってる服を。その背中をみて、華やかな世界だなんて子供心に思ったことなんて一瞬もなかった。その代わりに製造業に対する悲観もなかった。縫ってるおばちゃんたちはみんな楽しそうだった。1...
2019.04.01 10:45営業のセンス。僕の性格上、自分の身の回りのモノやコトは自分で選びたい派なので、基本的にセールスは受けてなかったのだが、(最近は特に専門外の領域に関する営業は)勉強のためにも受けるようにしている。そしてたくさんの時間を割いてたくさんの人に会ってみてわかったことがある。当たり前だし単純なことなんだけど、自分のことばっかり考えてる人の営業はツマラナイということ。ツマラナイ上に、そのサービスや商品も魅力を感じない。(も...