看板の偉大さvs個人で勝負する自信。
「看板がなくても勝負できる人が、それでも働きたい環境を作る」とトヨタ社長が言うように、マイクロソフトの人も「他で必要とされる人がここで働きたいと思える環境を作る」って語ってたし、Googleの人も「Google社員は優秀だから退屈な仕事をやらせたらさっさとやめて他に行ってしまう」と言ってた。 pic.twitter.com/eUx6SHg825
— ヒデヨシ (@cook_hideyoshi) April 25, 2019
ちょっとこれをみて、独立した時の心境を思い出したので備忘録として書いておこうと思う。
僕が独立した理由の一つに、『確固たる自信』があった。自意識過剰とも取れる部分ではあったが、これがないと独立なんて出来ないと基本的には思ってる。会社員時代に培ったノウハウを独自の解釈で発展させ、群雄割拠のOEM戦場で勝てるという自信だ。
そしてこの自信をくすぐり煽る一定数の『山ちゃんサラリーマンやめちゃいなよ勢』が『僕できるもんのチカラ』を増幅させ、遂に会社を飛び出したのだ。
でも、独立すると看板の大きさというのは本当にあるのだと実感する。いや、痛感する。
独立し、法人化したとしても、所詮最初は山本個人とみなされる。だからせっかく大きい商売の話を頂いても、回す資本がないから、そのために銀行に借入をしに行っても、実績がないからと融資を受けることができなかったりする。
しかし、これも起業のおもしろさでもあり、この限られたリソースでいかにこの窮地を乗り切るか?を体験することで、更に大きく躍進していくことができるのである。そしてこれがまた自信に繋がっていく。良いスパイラルだ。しんどいけど。
周りの人は見てる。当初「苦しい苦しい」って言いながらも、「まだちゃんと会社やれてるってことは、アイツ乗り切ったな」って感じてくれる。そうするとより一層周囲の協力を得られ、更に自信は増していく。
僕は自身で立ち上げたこのulcloworksで、今までのいわゆる製造業とは違った動きをしようとしている。時代は変化していくのだから、僕らの業態だって停滞していては発展はない。
そうか、僕はこの発展性を感じることが出来なかったから、前職を離れたんじゃないか。
看板に守られていた時に実現出来る土壌を作れなかった自分の弱さを振り返りつつ、僕が掲げた看板の下で、僕の信念に理解を示してくれるスタッフたちが自分で強くなっていきたいと思ってもらえるような、そして強くなってなお、ulcloworksにいたいと思ってもらえるような、そんな会社にしていきたいと強く思った日だった。
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