2019.03.25 10:43結果は常に自分との戦いの先にある。イチロー選手は、僕が中学の時にメジャーへ行った。当時野球少年だった僕は野球で大した結果を残して来なかったけど、彼の一挙手一投足とその発言は大好きだ。心から尊敬している。飽きっぽい僕にとって野球より長く続いているのが、この仕事と、ベースを弾くこと。中でも人生で一番続いてるのがベースを弾くことだ。なんで続いてるかというと、やっぱり好きだからだ。好きだけど、仕事には出来なかった。まだわからないけど。今の...
2019.03.21 12:00『スキ』を封印した話。僕はファッションが好きだ。でも僕よりファッションを好きな人は五万といる。彼らと僕を比べることに意味はない。僕は僕で自分の好きな服装を楽しんでいる。生地を作るのも好きだ。自分の思う至高を極めて作り上げたテキスタイルがどんなに素晴らしいか、しかもそれがみんなに認めてもらえたら、なんてステキな世界だろう。でも、他人の至高と嗜好は僕のソレとは違う。これをこの業界に入ったばかりのころは履き違えてた。僕の『ス...
2019.03.19 09:59実はあるところには仕事がちゃんとある話。普段から地方のテキスタイルメーカーや工場の人と話す機会が多く、産地の生産状況を聞くのだが、ここ数年ほとんどの方が言うのは「今年のこの地域は最悪だ」である。丸編みの産地は色々あるが、どこかに限った話ではない。会う地域のほとんどの人が言ってる。毎年、最悪が更新されているのだと思うと、さぞ景気が悪いんだろうと思うしかないのだが、ふと近所のメーカーを見れば過去最高を叩き出している業者もあるので、一概にみん...
2019.03.18 09:20無駄なエネルギーを消費する前に考えた方がいい事実。僕ら製造中間業者の世界には暗黙のルールがあるらしい。それはどんなものかというと『下請け工場は元請けを飛び越して客先へ営業をかけていはいけない』というものらしい。まぁ気持ちはわかる。けど、自由競争の世界にそんな縛りをかけて誰が喜ぶのか。最近の僕の発信を受けて、工場さんが立ち上がって先のアパレルメーカーさんへ直に挑戦してみるという。中間振り屋を飛び越そうと決心した理由は簡単だ。・作業領域がほぼ全投げな...
2019.03.14 10:40丸編み生地製造の勉強-ゴム入りの生地-先日、とあるOEMメーカーの営業から「お客さんからスパンテレコだけで商品作ってくれって言われたんだけど、大丈夫なのかな?」という質問というか、まぁ質問が、来た。弊社の生地ではない。何が心配なのかわからないので、大丈夫とはどう言う状態のことを言うのか、皆目検討もつかなかったが、経験上起こりうる危険性を伝えた。まず第一に思いつく危険性は、スパンテレコなら引っ張ったら跡がつく。これは「ポリウレタン入りの...
2019.03.13 05:40カットソー川中製造パーティー。今日は年に二回開催されている製造川中のパーティだ。僕はこの会に参加させてもらうようになって早5回目。今回はパーティ自体が10回目のアニバーサリー企画なので、いつもとは、、違わない。いつも通りだ。出演はタマゴローズ、紀田さん、泉さん、千々石さんが歌う時はバンドカラオケが入る。我らが向井さんが歌う時に椿バンドとして僕がベースで参加する。「え、誰?」って思うでしょうが、とりあえずガチャガチャやってるので...
2019.03.12 23:28進化論。今何世紀?2019年、僕が子供の頃見てた未来に差し掛かってる。34歳って、なんかもっとイメージと違ったな。まぁそれはおいといて。僕が仕事としてこの産業に関わって16年。産まれた時から既に家が縫製業だったからなんの疑いも迷いもなく、ローテクのソレが続いていくもんだと思ってた。でも未来のイメージは車が空飛ぶ感じだったから、今思えば服作りもローテクの領域がいつのまにか『保護対象』になるような未来も予想で...
2019.03.11 07:51全体把握は難しいけど必要。先日、僕は少し取り乱してしまったけど、工場商人は常に視野が狭いことを忘れていた。反省。人は変えられない、変えられるのは自分だけだ。僕が変化して変えられない人に動いてもらえるようにしていかなければならない。とは言え、彼らとて井の中の蛙のまま足掻いても、現状は大して変えられないことに気づいてもらわなければならない。僕は僕で、はやる気持ちを抑えられず、彼らの思考を考慮しながら話を進める配慮に欠けたことは...
2019.03.08 09:58工場商人の「ソコじゃない」感。ファッション感度が低い工場営業のオッサンは、時として全く見当違いな押し付けをしてくる事がある。誤解を恐れずに言えば、「売ったら終いや」思想がすごい。プロダクトアウトモノヅクリガー思考&アフターフォローがない。これは非常にまずい。某縫製工場が運営している『日本製でめちゃくちゃ素材にこだわった』と銘打ったオリジナルブランドを、某流通媒体の枠で販売をしていて、その生地の生産を僕は手伝わせてもらっている。...
2019.03.07 06:59工場売上目標の再現性。工場を運営していく上で、売上目標が常に右肩上がりの状態を望むのは幻想である。現状の経営資源の把握をした方がいいとよく言うのは、この幻想を語る経営者が多いから、まずは自社のキャパを知りましょうよという意味でもある。「キャパ!?んなもんわかってるよ!!」とお叱りを受けそうだが、本当にそうだろうか?
2019.03.05 12:15素材トラブル責任の領域。僕の会社は、どのタイミングでもお客さんに要望された部分でお渡しするスタイル。元々は丸編み生地メーカーなので、「生地くれ」と言われれば、生地渡し。「服にしてくれ」と言われればOEMで服渡し。他にも色々やってるけど、とりあえず製造に関して、素材トラブル責任の領域をどう考えるかを書いてみる。弊社は製品納めの際、最終納品状態が服なので、トラブルに対する一切の責任は仕事を受けた時点で全て弊社にある。自社で生...