全体把握は難しいけど必要。

先日、僕は少し取り乱してしまったけど、工場商人は常に視野が狭いことを忘れていた。反省。

人は変えられない、変えられるのは自分だけだ。僕が変化して変えられない人に動いてもらえるようにしていかなければならない。とは言え、彼らとて井の中の蛙のまま足掻いても、現状は大して変えられないことに気づいてもらわなければならない。
僕は僕で、はやる気持ちを抑えられず、彼らの思考を考慮しながら話を進める配慮に欠けたことは反省して互いに前に進んでいけるように一旦落ち着いて整理する必要がある。


例えば僕が属している丸編み界の住人は、当然だが丸編みが世界の中心だ。世の中のファッションは丸編みが原点だと思っているというのは言い過ぎだが、自分たちの仕事が業界全体のシェアのどのくらいを占めているか、もっというと、世界全体の消費行動の分母に対してどのくらいのシェアを持っているか、もっともっと言うと宇宙全体の人類におkr..

簡単に言えば、彼らは超狭い世界の中で起こっていることが全てで、それが他の世の中も一緒だと決める。


『国内繊維産業は、』と言う主語に集約される全ての話が、彼らの主観とは必ずしも一致しないのに、「尾州産地の生産量が1990年に比べ1/7まで減少している」と聞けば、「国内はアカンな、なんとか手ぇ打たんと潰れてまうで」とか言う。
その危機感は良いとして、「じゃあなんかしていこうぜ」ってなった時に、引きの視点から逆算して今の市場に視点を戻した時の考え方を「一緒に入り込んでやっていきましょうね」っていうところでじっくり煮詰めようとすると先日のようなパワープレイに走りたがる。

気持ちはわかる。過去の成功体験がそれだったから踏襲しようとする。

ただしこれが結果今に至る訳で、これは考え方を変えてもらえないと話にならない。が、ここで衝突した。

まずは彼らが同じ行動を繰り返して結果が伴っていないことを認識してもらわなければならない。面倒だが、この作業から入ることにする。


段階の視点を引きで見てみると、下図のように表すことができる。

で、先日のバイヤー氏と僕の会話は青字のココ。

なのに、工場営業は赤字のココばっかり主張してきてたから、僕が怒ると言う構図。

だいぶ飛び越しがヒドイ。でも、彼らの従事ポイントは紛れもなく赤字「ココばっかり」部分なので、このような階層で考えていかなければならない旨を諭す方法を考えていく必要がある。しかも急務だ。


産地工業と向き合うと、彼らの「なんとかしなければいけない」という想いは嘘ではない。だから、僕も関わらせてもらう以上、真剣に向き合う。

なんとかしていくために視野を広げるのだ。わかってもらえるように工夫していこう。


と、言う僕自身がこのブログでまとまりきってない雑な仕上がり。まだ内面にザラつきがある。少し瞑想する時間が必要。

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