2019.05.27 10:44生地の価値観って難しい。元々生地つくる仕事をしているので、原料が高級かどうか、機械が希少数かどうか、加工の工程が多いから工賃が高いなど、色々足し算できてしまうことを知っている。その〇〇が高付加価値という訴求はもうなんというか、お腹いっぱいである。し、誇張しすぎている節もある。工程を複雑化することで単価を上げやすく、また原価を誤魔化しやすくなるのがテキスタイルの、面白いところでもあり、非常に陳腐なところでもある。面白い側面...
2019.05.24 10:47努力が結果に現れない人たち。どうも事務処理が苦手で、決算のことでかなり手間取ってしまった僕。前職時代から絶望的に事務処理はダメで、よく営業事務のSさんを困らせていた。Sさん、その節は本当にごめんなさい。そして記事の更新頻度が下がってしまっていたので、待っていてくれた人、いたら、ごめんなさい。決算処理終わったからまたぼちぼち書いていくのでお付き合いくださいませ。最近は色々と新しい動き(去年の6月から)を重ねていて、その結果が諸...
2019.05.22 07:02やっぱりズレてる話。モノのスペックが高いことは、『良い物』として識別しやすい指標みたいなもんだ。だから、生地を作る時も、「この編み機は世界に数台の〜」とか、「この糸はスイスの〇〇で〜」なんてのが『価値』として認知されるものと信じて疑わない製造側の視点である。気持ちはわかる。不特定多数を相手にするのだ。自分がすごく良いと思ったものを作り上げていくことは全く否定しない。僕自身、そういうところもあるからやたらに凝ったそれこ...
2019.05.13 12:03段階と逆算、出来ない営業。地方の工業から営業をかけられる時、僕的にどうしても理解できない行動がある。それは超久しぶりに電話かけてきたと思ったら「数字足りねぇから仕事くれ」営業である。まぁ気持ちはわかる。でもあまりにも乱暴だとは思わんか?自分ではそうは思わんのか?新規飛び込みならいざ知らず、既存の仲で、どういう業態か把握した上で取引がないのなら、弊社が瀕死でそもそも仕事がないか、その業者に頼まなくても弊社が困っていない(つま...
2019.05.09 10:07関係性の構築で得した話。長いこと生地作りやってると、魔法みたいなことが起こったりする。それは、ポジティブにもネガテイブにも、双方ある。新人時代は、わけもわからずガムシャラだったから、ほんの0.5kgの伝票上のズレでも工場に対して詰めてた。糸を24kgしか投入してないのに、編み上がった生機が26kgとか、あり得んのに、そういう伝票が来たりするのだ。そして「なぜそうなったのか?」と問い詰めると、「知らねぇよ!魔法でもかかった...