2018.09.25 09:17丸編み生地製造の勉強-綿糸が出来るまで-先日とある大手アパレル企画職25名くらいの大所帯を引き連れて工場見学(一泊二日行程)を行なった際にお邪魔させていただいた大正紡績さんから資料をいただいたので綿糸が出来るまでの勉強をしてみたいと思う。大正紡績さんのサイトはこちら↓
2018.09.21 11:20生地検査試験場に行ってきた。丸編み生地製造の勉強シリーズにしても良かったんだけど、繊維業界ではない人にも繊維業界ではこういう事をしているというのを知ってもらえればと。市販されている工業製品のほとんどは、JIS規格という規定の元、厳しい試験をクリアしたものだけが市場流通している。衣料品もまた、一定の基準を設けて試験をクリアしたものが百貨店なり、専門店で売られている。が、ファッションとは素材の繊細さや、危うさも含めて表現とされる...
2018.09.18 08:34丸編み生地製造の勉強-色出し編-染色の知識は奥深く一回のレクチャーで憶えられるものではない。しかし繊維業界人なら憶えておいてほしい、色出しの指示方法。昨今は中間業者が「何でも屋」化していて職だしが雑でも商品が上がってくる時代。アパレルの企画職や生産業務に携わる人が工場と直で仕事をしなければならない時、知らないではちょっと気まずい染色依頼の上澄みをすくっておこうではないか。まず色出しはビーカー作業を依頼するところから始まる。色チッ...
2018.09.13 08:06丸編み生地製造の勉強-綿糸の単位編-先日、勉強会に向けて打ち合わせしている時に質問があった内容で「山本さんが生地作りで一番苦労したことは何ですか?」と聞かれ、即答で「糸ですね」と返した。糸は生地を作っていく上で、一番最初に考えなければいけない要素でもある。しかし、その奥深さと種類の多さに一言で「こういうもの」と括ることができない厄介な存在である。天然繊維ひとつとっても、恒重式番手という方法で表されるがなぜか、麻番手、綿番手、毛番手...
2018.09.10 10:57将来この業界に来てくれるみんなへ。僕がツイッタを始めたばかりの頃、とりあえずファッション業界の人をたくさんフォローしだして感じたのは、一様に景気が悪そうなつぶやきが多いこと。今フォローさせてもらっている人たちは、その中でも業界の将来を案じ、前向きこの業界に向き合っている人たちがほとんどで僕自身いつも心の拠り所にさせてもらいつつ激励してもらっている様な、そんな感じである。先日そんな人々に感化されて、少し青臭いことを口走ったが、心から...
2018.09.04 06:03丸編み生地製造の勉強-目付け編-「目付け-めつけ-」は編み地を作る上で非常に重要なキーワードだ。簡単に説明すると目付けは重さのことである。生地〇〇m作るのに、糸〇〇kg必要という感じ。クッキー〇〇枚作るのに、小麦粉〇〇グラム、牛乳〇〇グラム・・・と同じ。以下、少し詳しく説明していこうと思う。
2018.09.03 05:50工場員Aの苦悩。工場員A、彼は元々、システム販売系の営業だった。父親はとある町工場の工場長で理系出身の発明大好き天才肌。そんな父の務める工場に工場長候補として転職することになる。工場作業員になった彼は、営業が取ってくる注文を機械と向き合いながらこなすという日々を淡々と繰り返していた。