言葉の魔法。

昔後輩から「山本さんがメンドクセーって言うと全体の雰囲気が悪くなるからやめてください!」って注意されたことがある。

僕は、まぁ製造業なら僕に限らんと思うけど、「メンドクセー」って言うの癖になってる人は多い。本当にそう思ってるかどうかはその時々による(面倒だと思ってないこともある)んだろうけど、それが実音になって人の耳に入った時、快いものかどうかと言われれば、良いわけない。


人それぞれ、色々な事情があるから「弱音を吐くな!」なんて言えないし、いつも機嫌良くいなければいけないって思うと、機嫌を保つことが義務になる感がプレッシャーになってそれこそ機嫌を損ないそうだな、なんて答えのない自問自答を繰り返すんだけれども。


とは言え、僕が当時、社内では声が大きく(意見も通りやすい)少なからず周囲に影響を及ぼす存在だったと思えば、後輩のその訴えは非常によく理解できる。

そして、何気ないその一言で、彼らのモチベーションを削いでいたとしたならば、反省すべき点であることに間違いはない。


言葉っていうのはそういうチカラがある。

後ろ向きな言葉を吐いてばかりいれば、自分含め周囲共々悪い空気が支配しだす。逆に、ポジティヴな空気を作り出している現場には、やっぱり前向きな人たちが集まって、前向きな言葉が飛び交っている。

だからと言って、物理的に無理なことをバカみたいに前向きな言葉で吹き飛ばすことは難しい。そういうことをしろって言いたいわけじゃない。悲観的な状況でも改善出来るポイントを見つけて着実に前向きに進めていくことが大事だと思う。


インターネット上に溢れる、多くの人に拾い上げられやすい声の大きな主張は、時として、僕の実感として、ネガティヴなものが多い気がしている。現実にそうなのは理解してる。それ、そうだよね。実際そうなんだから。うんうん、わかる。

だけど、だから改善したいって思って声を上げてるなら、もう一歩踏み込んで、改善策も考えて提示してみたらどうだろうか。


悪いことだけ言って終わり、よりは、「もうちょいこうだったら、こうなるよね」的な、そんな言葉のやりとりが活発になると良いなと思いながら、ささみの会に向かいつつ、本当は急ぐんだけど敢えて各駅停車に乗ってブログを書くスタイル。


みなさん良い週末を。

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