一人じゃない。


ちょっとどちら様のとかは、守秘義務的なソレで書けないんだけど、僕らは一応ファッションブランドさんたちの生産のお手伝いをさせてもらっているので、自分たちが関わった商品がいい感じでルックとかに入ってると、バチくそテンション上がる。

で、生産に関わってくれた工場の皆様にも、この感動をお届けしたいので、なるべく僕は完成品で写真がでたら、生産に関わって下さった方々にお届けするようにしている。これは完成する前にも、「〇〇って言うブランドの分でね」って前情報も伝えてたりするのも大事だと思っているので、そういった情報はなるべく共有することにしている。

川上は同業者間とかで情報が出ると、顧客の奪い合いとか起こるからなるべく情報を隠してる人たち多いけど、僕はあんまり気にしない。行きたければ行けばいいと思ってる。やるかやらんかはお客様が決めることだから。

さておき、生地作りに関わっている人たちは、結構生地作りにしか関心がなかったりする。これは良い面ももちろんあるのだけれど、やはり、完成形をイメージできるかできないかで、ものづくりに対する考え方というのは変わってくると、僕は考えている。

まぁ、テクニカルな話もそうなんだけど、何より「みんながいてくれるからこの商品が出来上がって、今シーズンも無事コレクション立ち上がりました!」っていう喜びも共有したいのだ。

だって彼らが商品情報を共有されるのって、大体クレームの時くらいでしょ。そんなのってさみしいよね。喜びを共有できる人だけ、悲しみも分かちあう権利を与られる仕組みになればいいのに。辛い部分だけ預けて、この業界にいる喜びを分かち合わないなんて、そんなのずるい。

たぶんみんな、お金だけでこの仕事してないからさ。少しでもモチベーションにつながることなら照れずにやって行こうぜ。

納期通りきちんとしたものが納まったら、当たり前のことだとしても「ありがとう」と言いたい。そうやって生産背景がチームになっていくんじゃね?って思う今日この頃。だって一人じゃ、ものづくりできないもんね。

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