2023.02.01 08:47ダメ営業。これは昔から不思議だったんだけど、繊維業界には「なんでお前生き残ってられんの?」みたいな奴らがおる。生地問屋や繊維商社、OEMメーカーなどには特に。会うたびにグループ会社内で移籍して名刺が変わってる人とか、おる。彼らは一見忙しそうではある。バタバタしてる風。そして案件数は一丁前に持ってる風。しかしあくまで、風。そして彼らには、わかりやすい特徴がある。・一人では何もできない世界なのに、自分が全部やっ...
2023.01.26 09:01利己で困る話。中堅から大手どころは営業マンが多い。それぞれに数字のプレッシャーがあり、それぞれにノルマと戦っている。頭数が多ければ多いほど、商品販売出口の問題はつきまとう。例題:『生地問屋大手X(以下X)』は営業マンが多数おり、『エンドユーザーA社様(以下A社)』に対しての『Xの担当は〇さん(以下◯)で、『A社』から『製品OEM受託しているB社(以下B社)』の『Xの担当は△さん(以下△)』だった時、生地の発注元...
2022.09.14 04:21QR。アパレル製造でいうところのQRとは、クイックレスポンスの略であることがほとんどだ。トレンドを見極め、的確な企画をスピーディーに生産移行し市場に供給する。とても理想的なカタチだ。今これが売れる!となれば、今すぐそれを作って売る。すごく合理的だ。このブログを読んでくださっている皆様であれば、この合理的発想の裏にある理不尽な矛盾点は容易に想像つくだろうが、今回はあえて、『経済ロット』と同じくらい曖昧な物...
2022.07.04 09:51敵か味方か。わかる人おるかな。エキセントリック少年ボウイ。さて、中間業者はいつだって挟まれている。お客様と仕入先様。どちらも大事だし、どちらかがかけても商売とは成立しないので、上とか下とかありえないし対等だ。だが、世の中には上とか下とか敵とか味方とかにしたがる人たちは多い。僕は元々工場上がりの中間業者だったので、大昔は工場寄りのスタンスをとりがちだった。それはもう、圧倒的に工場(生産)よりで、企画側の『No』...
2022.03.28 05:38絶対保証。僕ら製造側は対商業で『絶対』を求められるといつも困る。品質、納期、単価、全てにおいて変動するものを取り扱っている以上、『必ず絶対に』を約束できることはない。ただ、そこはビジネスである。ある程度お約束を果たさねば対価を得る『役務』を違反したことになるからペナルティは避けられないのだろう。そこでいわゆる『サバをよむ』のだ。もうこれは、何があってもここまでは保証できるよっていうラインを引く。これはどの場...
2022.02.14 07:54縄張り。最近ちらほら、ブランドと工場が中間業者でバッティングする様子を見かけるようになった。どういうことか。例え話で辿ってみたい。あるブランドと中間業者Aは長いこと取引があり両社蜜月の仲だった。だったという過去形がミソだ。ある頃から、ブランド側にとって、どうも中間業者Aの対応がしっくりこなくなっていた。それは単価なのか、クオリティなのか、担当の人柄なのか、理由は色々あるにせよ、なんせ取引を継続するにはバラ...
2022.01.25 08:48OEM独立は儲かるか。本日、ulcloworks SADOBASEのクラウドファウンディングが終了します。ここまでたくさんのご支援、応援、大変嬉しく、ぐっすり眠れないほど興奮しました。本当にありがとうございました。このブログ公開後あと数時間はあると思われますので、最後の一押しでもしようか!など心の優しい方、いらっしゃいましたら受け付けておりますのでよければ下記リンクご覧いただければ幸いです。
2021.12.22 11:27悩んでも変わらないこと。中間で生産の立ち位置にいると、色々なことが起こる。ものづくりにトラブルはつきものだ。中間業における自己起因で起こりうるトラブルを無くす方向の努力が効くのは、受けた仕事に物理的に無理(コストや納期などの見積もりが甘くないかなども含む)がなかったか?作ってくれる方に依頼するときの指示に不備(途中細かな確認の漏れがないかなども含む)がなかったか?の2点くらいに集約される。それ以外はほとんどの場合、自分の...
2021.12.16 08:47仕組みを知る。僭越ながら丸編みの鬼と言われることもあるが、僕なんかはまだまだ未熟者で鬼どころか雑魚である。マリオで言えば、クリボーだ、いやクリボーに失礼か。現場は知識の宝庫で、針の動き一つ、具体的にどうしてそれが作用して、どういうものを形成していくのか、知ってるつもりでも曖昧なことは非常に多い。知らなくても生きていく上でなんら問題はないし、知ってたからなんだってことも多くあるけれども、知っていればできたこと、し...
2021.12.13 07:53正しいことがしたい。偉そうな絵の態度とタイトルだが、いつだったかどこかのメディアで独立開業に際し「正しいことがしたい」と述べた記憶がある。この誤解を招きやすい発言に関しては、僕自身反省する必要がある。僕の言う『正しいことがしたい』は、あくまで、僕自身が納得できる状態で物事を進めていきたいということでしかない。言葉足らずも甚だしいので、以降気をつけますさーせん。ここ数年、繊維産業は求められて『サスティナブル』商材を推し...