人間だもの。

ちょっと青臭いこと言う。


昨日電話で普段あまり多く絡まない仕入先さんにサンプルアップしてくれたことに対してたった一言お礼を言ったんだ。そしたら「普段仕事してて褒められることなんてあまりないからすごく嬉しい」って。そんなすごく嬉しいなんて感情を返してくれるほど、普段「ありがとう」って言われないもんだっけ?

少しショックだった。その仕入先さんが普段どんな人たちと仕事してるか知ってたから尚更。


そういえば前職時代から、尾州地区の工場さんと仲良くさせてもらってて、その人もいつも言う「山本くんくらいしかそんな風に言ってくれぇへんもん」って。

こんなこと言ってくれる人いる?

彼はよくこう言う。「仕事は仕事だで、言われた納期、言われた単価で、言われた商品作ったって、普通の人は礼なんて言わんもんね。でもちょっとでも遅れりゃ、どえりゃあ怒られるもんで、気持ちがついていかんこともあるよねそりゃ。」って。そうだよね。気持ちがついていかない。

彼らは確かによく遅れる。でも事情がある。離れてるメーカーより地場のテーブルメーカーが強いから、現場に入って順番かき乱したりする。彼らはそれを避けることができない。でも遅れる理由は彼らが弱いってことになって、遅れられた側はよく怒る。でも納期通り上がっても特に褒めることはない。

気持ちのバランスがだんだん負に偏るんだよ。だってさ


最近はメールやチャットなど文字で仕事のやりとりが増えた。格段に便利になった分、仕事上必要ではないから構わないのだろうけど、感情のやりとりが減った。


いや、感情のやりとりは減ってない。むしろ、ぶつけどころがない分、それぞれの中に負の部分だけが蓄積していく。慣れればいいとか言われるし、業務上不要と言われればそれまでなんだけど、文字の並びだけで伝えられる指示や厳しい叱責は、平坦に見えて十分に人の心を波立たせる。たぶんこれは年齢の問題ではないと思う。世代は関係なく、仕事のやりがいとして。

お金は入ってきても、役務分としてはもうずっと前からデフレだし、回転はしても、仕事をしていく意義ってそれ以上に何かないと心理的継続性がない。そりゃ廃業も視野に入ってくるさ。

もちろん自助努力が足りない部分は大いにある。

ただ、やりがいってのを自発的に見出せる人ってのはそんなに多くないもんだ。

人間だもの。




っていうポエム。

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