『NATO~ナットウ~』が嫌い。

僕は納豆が苦手だが、その納豆の話ではない。

最近ちょっと海外の方と少しずつやり取りを始めてるんだけど、「お前はナットウじゃないな」って言われて、それが良い意味か悪い意味かわからなかったけど、後から通訳してくれた人が教えてくれて理解した。


『NATO~ナットウ~』は日本人を皮肉った短縮造語で、「No Action, Talk Only.」つまり、おしゃべりだけで何もしないってことらしい。

あぁ、なんかサーセン。って気持ちになりつつ、ものすごく、日本でも普通にあるよなって思った。

これもそうなんだけど、産地見学や、弊社に意見を聞きに来てくれる人たち、何かを変えたいと思い、その重い腰をあげ、訪問したということを『行動した』とするならば、できればその先にある行動も教えて欲しいし、ダメならダメで、なんでダメなのかも教えて欲しい。ダメな理由が明確じゃないと、こっちも何の足しにもならんから。(だたほとんどはダメな理由もなく、めんどくさくなって何もしてないケースが多いように感じられる知らんけど)


産地訪問の場合、少なからず現地の人たちは事前説明がなければ、ある程度商売を期待している。これは当たり前の話で、メディアとかの取材でない限り、工場の時間を提供する以上は売り上げ実績を欲しがる。

先ほどのリンクでアテンドした会社は論外で、要は産地訪問という大義名分の元、地方のうまいもんを食うための経費を使った遊びに来たのと同じである。結果、何も商売になっていないし、なんなら勉強のために伺った企業の方々の説明内容の記録さえロクに残ってない。挙げ句の果てに社内での成果発表の場を設けられるとなった途端に慌てて「もう一回それぞれの特徴を教えてくれ」と来たもんだ、何様や。早くshinッゴホッゴホ!


まぁこれが、『NATO~ナットウ~』の代表的な例になるかと思われる。


あとは僕の発信で興味持ってくれた人の、産地なんとかしたい系。思いは良いけど、勉強不足。何を教えたら良いのか、さえ、分からん系。あと思いが薄い系。別に現段階でどうこう言わないし、会った時にも伝えてるけど、人を救うってことは思ってるより、重いぞ。ググって知った気になって来られても、とりあえず絞るね。悪いけど、商売あるんで。もうちょい具体的な本気度が欲しい。で、だいたい跳ね返したらそのまま何もしない系。ある意味それはそれで健康的。

ただ、これは全然良い方。むしろ思いがあるだけ、なんとかできそうな気持ちになるから。


一番まずいナットウは実商売で絡みのない仕入れ関係の人。意見や情報だけ取って何もしない。なんとかしたくて意見聞きに来てくれてるんだろうから、なんかして欲しい。仕入れ関係の人々が本当に結構何もしてない、現状維持というかそれは衰退というか。

行政絡めて補助出て初めて「なんかしよう!」ってなって、その実弾が切れたら何もなかったことになってる。結果というか、プロセスを見ても、何もしていない。海外視察行ってやれる気になって三年空振りしてる会社だってある。これはやばい。流石に学ぼうぜ。よく補助金出るな。政治力か。


こういう人たちに一貫して言えるのは、行動の前にプランが出来てない。「とりあえずなんかしたい」っていうのは良いんだけど、これ本当びっくりするんだけど、マジでその「なんかしたい」っていう動機がない。「なんかやばいから、なんかしたい。」これ、焦ってるだけマシかもしれないんだけど、それで何年過ごしたよ?行政も呆れ返ってるぜ。そろそろ回収に回らないとなって本気で言ってるぞ。当たり前だよ。税金だもの。


はるを

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