それでも営業は続く。
新しいiPadで書いた絵が今までより少し趣深くて気に入っている。それはさておき。
最近はこれからくる閑散期に向けて、様々な工場から飛び込みで営業をいただく。弊社といえば、今現在、生産工場は特に不自由しておらず、来ていただいてもお仕事をお願いできるかどうかは微妙なところなのだが、中には熱心にアポを取ろうと何度もご連絡いただく方もいらっしゃるので、お仕事をお願いできるかどうかはわからない旨をお伝えさせていただいた上で、面談のお時間の約束をさせてもらっている。
先週など、お客さんの方でたくさん展示会のお誘いをいただいていたり、別件での打ち合わせが立て込んだり、個人的な用事があったりで、それなりにスケジュールが立て込んでいたのだが、その週に時間を欲しいという熱心な飛び込み営業を頂いたので、「15:00からなら大丈夫です。」と伝え、「では、15:00に伺います!」ということでお約束させていただき電話を切った。
当日、私用や所用を済ませ15時に待機していたが来訪予定者来ず。
(まぁ15分くらいなら、交通事情などもあって遅れることはあるから)と思い待つ。
別に取引も用事もないから必要ないって言ってんのに熱心にアポ取りしてくる工場だから都合つけて今日の15時ならって伝えて「15時にお邪魔させてください」って言うから待ってんのに連絡無いしまだ来ないのなんなの。心狭いかもだけど、要らんもん押し込んでる相手に対して遅れるってのはマズイのでは…
— 山本 晴邦 (@HARUKUNI_Y) September 26, 2019
15:30、来ず。
流石に電話をかける。なんかあったのかとか、心配もしちゃうし。
しかし電話にでない。
16:00、来ず、再度電話をかける、もう次のアポに出かけたい僕。
しかし電話にでない。ただのしかばねのようだ。
もういい、次のアポがある、僕は出かける。と思っていたら16:19に折り返し入電あり。
「すみません、15時以降ならいつでも良いのかと思って、近くなったら連絡するつもりでした笑、近くまでいくついでに寄らせてもらえればと思っただけなので、また次で良いですわ!ガハハハ」ということで地元へおかえりになられた。
まじオメーが15時に来るっつったんだろーが。
あと、実際そうだとしても「ついでに」は、言ったら傷つく人もいるぞ。
僕が「15時からなら大丈夫」という伝え方が悪かったんだな、そうなんだ、反省。
いやいや、「15時に伺います」言うたやん。解釈って人それぞれでもう難しすぎるわ。
仮に、その後の予定が空いていて、そのまま対応させてもらえることができたとしても、おそらくお仕事の依頼はしない。営業担当がいい加減でもしっかりした仕事ができる会社は多いけど、営業担当がいい加減なら、よっぽど他社で出来ないような飛び道具がない限り、その会社に依頼する理由はない。僕にとっては。
彼にとっては、数ある内の一回のことだろう。そんなことで目くじらを立てるのは僕の器が小さいと思う人もいるかもしれない。だけど、僕らのお客さん、さらにはそのお客さんにとって、納品する一枚を手に取る人は、それがそのブランドの全てだから、その一枚が全てを決めるんだ。そういう意識が共有出来ないであろう仕入先さんとは、申し訳ないけどお付き合いするのは難しい。
とはいえ彼とて、会社から課された数字を達成するべく、方々へ営業をかけていかなければならない。そんな時、彼の今のままで、果たして満足のいく数字が積み上げられていくかどうかは、少し疑問が残るのだ。
一過性の数字はやりようによっては立てることはできる。それもビジネスだから全然否定しないし、昔はそんなのよくやってた。彼の気持ちもわかる。でも、それ続かないんだよね。しんどい。
種は僕らだって撒き続けてる。今お世話になってるお客さんを全力フォローしながらも、僕らだって大きくなっていかなきゃいけないから。だけどいい加減な気持ちで介入してしまうと最終的には双方嫌な気持ちになってしまうだけじゃなく、もし横の繋がりがある人同士がその思いを共有してしまった時、会社の信用を多方面で失墜させてしまう可能性だってある。
一事が万事。因果応報。自業自得。
これを肝に命じて営業活動を続けられたし。
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