2023.03.24 09:20商いと情け。とのことで、世界情勢的に仕方のないことではあるが、燃料費高騰は染色加工場の運営費を直撃している。そもそも全体的な値上げがある中で、じわじわ単価交渉をいただいていたので、都度承諾をしてやってきた。そして今年に入って、更なる値上げ幅は過去に例を見ないほどの上げ幅交渉になった。これ自体、誰を責めるでもないのでこちらとしては飲まざるをえない。というよりは、存続のためには必要な判断だと思う。しかし、事情が事...
2023.03.09 12:03殿様商売。こういうことは、よくある。何を隠そう、僕自身も大昔はそうだった。トラブルが起こった時、製造側に立つスタンスが強かった僕は、お客様の方の取扱の問題だという認識が強かった。もちろん、実際そういう場合も多い。生地屋目線だと、トラブルになったと言われていることは「そんな扱い方したら、そらそうなりますわ」ということが多い。ところが、扱う側が生地に対して全方位的にそういったトラブル回避の知識を持ち合わせている...
2023.03.06 07:59原価。ずいぶん前に、宇宙行くとか行かないとかで有名な人が服の原価の話してた時はまだ、燃え盛る繊維業界愛で怒りに震えた時期もあった。どういう流れかわかんないけど、先週はちょっと原価に絡む話をちらほら見かけて、まぁそういうのって議論したいところになるよねって思いながら、たまたま異業種の方々と食事する機会があって、そこで服作ってるって言ったら「服って人が作ってるんですか?」っておっしゃる方もいらっしゃって、全...
2023.03.02 07:57表現。生産のお手伝いの中で、商品説明を求められるようになって久しい。生地の特徴なんかを書くことが多いのだが、低学歴の僕にとって簡潔に商品の良さを引き出す語彙を持ち合わせていないので非常に難易度が高い。『なぜそうなのか』と言う部分が大変理屈っぽくなりがちなので、だいたい長い。でもそこを理解してもらえないと他と何が違うのかが明確にならなかったり、熱意がこう、なんつーか、足りない感じがしてしまう。少々めんどく...