『〇〇しなければいけない』の呪縛。

温故知新。先人の言うことには学びが多く、新しいことを生み出していくことに大いに役立つ。とても良いことである。

それが意見に留まっていたらそういう考え方もあるのだなと参考にはなるだろうが、厄介なことに、この繊維業界には過去の正攻法に固執している現役のベテラン選手が多くいる。
彼らから学ぶことは多い。それは良くも悪くもだ。

知り合いがお客さんから仕様のことで色々と指摘を受けて、それを生産的に読解して指示を出していくポジションに、かなりの古株がいらっしゃって、お客さんの言ってることを頑なに拒絶しているという相談を受けた。

その古株プレーヤーは、確かに自分で理解した場合の生産的再現性は高い方らしく、そういう意味では非常に信頼のおける方らしい。しかし、その自らのプライドが高いのか、お客さんからの要望に対して、「そうしたいなら〇〇しなければいけない」という返し方になってしまっているそう。
仮にお客さん側が生産に全くの無知でめちゃくちゃな事を要求してるなら、そういう言い方でさとす場合もあるけど、交渉が平行線を辿っているのであれば相手先にもそれなりにきちんとした理論があると考えて対応した方が古い方法に固執せず新しい方法論が見えてくることだってある。
なんせ商品作りの元はお客さん側なのだから。生産側から出しうるアドバイスは、その企画意図をしっかりと読み取った上で物理的に可能な範囲で寄り添う事であって、自己都合を押し付けるものではない。

目的へのアプローチ方法は、確かに過去の事例からその経験値を基にしたセオリーが出来上がっていく。そしてそれが常套手段となり、その方法以外を求められた時、あぐらをかいていた場合は、対応できないか、怒りに変換され逆ギレしてくるかのどちらか、というか逆ギレしてくる場合が多い。

これが厄介。

僕ら世代、または次世代の人たちは、この悪手になりかけているセオリーを崩そうとした時、勝手にエスカレーターで業界の上の方に行ってしまった人たちの、逆ギレを計算して去なす方法を考えていかなければならない。

仮にこういう人とでくわしたとき、昔の活気盛んの頃であれば、正面から啖呵切ってやろうかってところだけど、排除するってのも穏やかじゃないので、うまいこと言い方や態度を考えて一緒に前向いていけるようにしていきたいと思ってるんだけどどうだろうか。

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