2018.06.23 06:22丸編み生地製造という職業にたどり着くまで-3-編み立て染色とおおまかな工程を実体験を通して学んだ僕は、生地の種類を覚えるべく事務所のハンガーラックの整理に着手する。サンプルルームのハンガーは当時会社のスタッフが管理しやすいカテゴリーで分けられていた。企画年度、編み組織、仕入先別など。今思えばその分け方は、アパレルのお客さんが商談に来る時、提案する側がサッと取り出しやすいようにそうなっていたんだろうと思う。しかし、商談時にお客さんと話しながら生...
2018.06.20 11:09丸編み生地製造という職業にたどり着くまで-2-和歌山工場から東京へ戻った僕は、土曜を利用して関東近郊にあった染工場へ染色の勉強をしに行った。染工場は糸を染める糸染め工場と、生地を染める生地染め工場があるが、この時は生地染め工場へ行った。(染工場にはこの後営業に昇格してから、トラブル等の解決のために何度も訪れることになる)染工場とは、その名の通り、生地を染める工場である。一言で染めると言っても素材は多種多様、色々な知識が必要である。土曜を利用し...
2018.06.19 09:35丸編み生地製造という職業にたどり着くまで-1-今から15年前、東京に上京したての僕はバリバリのバンドマンだった。そもそも上京の動機がロックスターになる為だった。そんな理由で佐渡を出ることを両親は許してくれないだろうと考え服飾専門学校へ進学するという口実で上京した。離島育ちのど田舎者は東京に揉まれながら専門学校の課程をこなしながらバンド活動を続けていた。あっという間に卒業の年になり、「就職せねば・・」という負の感情で就職活動をすることになった。...
2018.06.15 03:00点と点を線に初夏の陽気だった今治に長袖長ズボンで挑んだのは失敗だった。そんな服装のチョイスをミスった僕は一昨日、今治でオーガニック綿栽培を行なっている「しまなみコットンファーム」さんを訪れた。
2018.06.12 21:14三方よし独立してからは周囲の人に「儲かるでしょ?」とよく言われます。確かに、サラリーマン時代に比べて収入が下がるような選択をしたつもりはなかったので、それが一般に言う「儲かる」のであれば、以前よりはマシというレベルではある。事業として利益が出ないなら会社として、経営者としては失格だろうし。ただ、ファッション業界の構図をよく知っている方なら、生産業務が儲かるか?ということに対しては、必ずしもそうだとは言えな...