近い将来の夢。

最近具体的になってきた近い将来の僕の夢について。


佐渡ヶ島というか、佐渡の達者という地域に産業移植をしたい。

僕は佐渡ヶ島の達者という小さな地域で生まれ育った。

その達者に、母親が営んでいる縫製工場がある。

この工場が訳あって今年の年末に今建っているところから立ち退かなければならなくなった。

僕のじいちゃんが戦争から生きて帰ってきてくれたおかげで僕の生家は誕生し、じいちゃんめっちゃ頑張ってくれたおかげで所有土地(田畑や山)がたくさんある。

マジじいちゃんありがとう。

じいちゃん子だった僕は最高に幸せだよ。

その土地へ工場を移転してulcloworksの自社工場として抱え、その工場を軸に周りの放置されている田畑を綿花畑にして、小規模な紡績機を導入し、2台くらい丸編機を入れ、染色機を1台導入して、完全自給型の丸編みブランドを創るのが夢だ。

そこでは僕の思う「究極の丸編み生地」を原料から創る。


今は顧客さんの望む顧客さんにとっての「究極の素材」を追求して製造している。

普通の生地売ってただけじゃとても経験できないような製造方法や技術に出会ったし、多くの細かな分業工程を担っている工場にも出会った。

卓越した技術を有していても、分業されすぎているために存在意義を理解されずに日々作業をこなしているだけで消耗している工場も多くある。でもそれはそれで、自業自得だとも思っているので彼らを救うために何かを立ち上げるというお節介は無用だろう。


ただ、彼らから授かった知識は大切に生かして、僕が作る工場で僕が作りたい物を作るのだ。彼らのものづくりへの想いはしっかりと拾う。


もちろん既存の事業がなければ成立しないような道楽に近い夢だ。

だから今、必要としていただいているうちにしっかりと仕事して土台を作る。

過去のブログで何度も主張しているように、僕らのような中間業者がいなくてもアパレルメーカーが工場と直接やりとりができるようにしていきたい。

そのほうが確実にメーカーも工場も最終購入者にとっても健全な仕組みだからだ。

だから去年から少しずつ活動させてもらっているその『橋渡し的な動き』を今後僕は重点的に仕事にしていく。そしてきちんと業界に根付いた頃には、今の土台の製造事業も、橋渡し事業も不要になる。

並行で佐渡に産業移植を進めて展開していく。


目下これが近い将来の夢だ。


そのさきは他にも色々野望があるけど、最終的にはこれ。

楽しみで仕方ない将来だ。

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