再現性のフィルターを突破せよ。

地産絡みの悪徳コンサルが蔓延っている側面を見つつ、僕の周りの人たちは真摯に向き合ってらっしゃって、日々勉強になることが多い。ほんとみんな素晴らしい。

それに対して聞こえの良いキャッチコピーに飛びつき、中身のないコンサルを受けて再現性のないオペレーションを導入し社員から総スカンを喰らっている某社の社ty、、おっと、誰かきたようだ。


とはいえ、コンサルを受けてもその会社が良い方向へ進まないならば非常に勿体無い。

なんでコンサル受けても良い方向へ進まないのか?


コンサル自体がザルの可能性も否定はできないけど、結構コンサル受ける側の問題も大きい。

特に繊維製造業。曲解してるフシがある。僕の見てきた経験上の話。

コンサルに依頼する理由はやはり売り上げの改善が多くの理由だと思う。なのでコンサルが解決する問題点は直接的に売り上げに直結しているものだったらピンと来やすい。だから既存客での売上減少に対して、ファクトリーブランド立ち上げは案件としてわかりやすいものだ。

「御社の技術を遺憾無く発揮してブランドを立ち上げることで必ず売上改善できます!」とか言っちゃう人にコンサル依頼しちゃうと入り口は入りやすいけど、出口が見えなくて迷子になりやすい可能性が高い。というか、今時このくらいの入り口でコンサル依頼しちゃう人なんていないと思ってたけど、僕の業界は結構いたりしてビビる。まぁそれは置いておいて。


入り口はどうであれ、出口まで案内してくれるコンサルがいたとして、契約終了した後に崩れるケースも珍しくない。コンサル受けてる時はその人は栄養剤を都度注入してくれるからモチベーションも維持しやすい。(お金払ってるからやらざるを得ないという追い込み心理でもあるか)しかしコンサル氏に依存する人が多く、(お金払ってるからやってもらって当たり前)と思っている経営者のなんと多いことか。それではいつまでも契約料を払い続けコンサル氏に伴走し続けてもらうのか。

それでは会社として立ち直ったとは言えない。コンサルを受けたなら、自分の血肉に変えて行かなければならない。

血肉に変えるのは一両日中にできるもんじゃない。筋トレしたら翌日ムキムキになるかどうかは中学生以上なら0.2秒でわかる。それなのにお金を払うことで即効性がある何かだと勘違いしている、その時間的な我慢ができない経営者は多い。

また、外的要因以外で事業悪化の自社内課題や問題など、自分では気付けないことを見つけてくれる手助けはしてくれる、自分で自分のアラを探してるよりはるかに時間効率は良いはずで、ここにすでにコンサルを雇った利点があると言える。

しかしこれは経営者にとってかなり耳障りな情報が多い可能性が高い。この段でコンサルを追い出してしまう会社もある。そして「コンサルなんて詐欺師だ」と触れ回るような人もいる。これは善良なコンサルタントにとっては風評被害甚だしい。


再現性のフィルターは自分自身にかかっている可能性が高い。結局その授かったノウハウの再現性を担保するのは、コンサルを受けた本人のやる気次第なのだ。率先して実践応用し検証修正を繰り返すに尽きる。その時間を短縮してくれたり、支点力点作用点を明確化してくれたりする、あとはその知恵を自分たちでうまく使えるようになることが健全な状態なのだ。

ulcloworks

ultimate/究極の clothing/衣服を works/創造する ulcloworks

0コメント

  • 1000 / 1000