コロナが落ち着いたらやるっていう人はたぶんやらない。

僕は性格が悪い。でも、最近はだいぶマイルドになったと思いたい。そう願いたい。

実は今月、5年間お世話になった現事務所を離れ移転することにした。と言っても、交差点を挟んではす向かいに移動するだけなのだが、『ぎっちょん』のマスターからはとても寂しがられたので、定期的に『ぎっちょん』じゅうじゅう焼きを食べようと思う。


さて、なんで引っ越すかというと、単純に手狭になったからである。次の事務所は倍くらいの広さになる。OEMは非常に物量が多いので最初はイカしたOEM感のないクリーンなオフィスを目指していたのだが、なんのことはない、最近はめっきりOEM感丸出しである。もう隠せる物量ではない。服どころか、糸や生機まで届くシマツなので、目隠しできる場所も必要だと感じた(クリーンでイケてるオフィスにしたい)ので、ゆったりしたオフィススペースと少しのバックヤード、そして軽い商談スペースを確保できる広さの物件がたまたま目の前にあったので引っ越す次第だ。


割と取引先も多い法人なので、きちんと事務所移転のご案内を先日出した。当たり前だけど。

きちんと。。。

たぶんきちんと。。。


そしたらしばらく連絡がなかった方を中心に朝から電話の嵐で、それはそれはハートウォーミングな時間だったと言いたいところだが、この業界も長くなってくると、その探り電話がどういった意味をもっているのかを勘ぐる癖もついてくる。


普段からほとんどコミュニケーションをとっていないのに、「ご無沙汰してますー、どうですか?」でこっちが近況を須く話すと思っている。そんな楽な引き出しかたでおいそれと情報取れると思っている方がどうかしているが、今回の場合でいけばコロナ禍で業界全体が沈んでいる時に引っ越すとは縮小か?それとも活路があっての拡大か?と言った探りを含んでいるのだろう。場合によっては噂が会社を殺す世界なので、ここで業績不振と捉えられてもその噂だけが走って仕入先が与信をしめてくる可能性だってある。実際それでどうにもならなくなって倒産した会社だって見てきた。


いやもう普通に、手狭になったからっす。これで終わり。

でもあーだこーだ食い下がってこられるので「なんて答えて欲しいですか?」って言ってしまった。もう、僕の性格は最悪である。

自分の考えるこれからの生き残り方を散々にお話くださった後、「で、どうですのん?」って言われて、なんと答えれば良かったのだろうか。絶好調でも絶不調でもない、割と現実的に数字は横這いである。横這いでいられたのは、攻めたからに他ならないと自己分析はしているが、「減った」だの「悪い」だのを言い続けながらもご自身の生き残り方論を説かれて「で、どうですのん?」と言われ、なんかカチンときてしまった。いや、ほんと皆様のおかげでなんとかやれてますぅって言えばすぐ終わる話だったのに、「いや逆になんて答えて欲しいんすか?」って突っかかる。最悪だ。大人になりたい。


ただ、概ねこの手の人たちは経営者じゃないので、業績の良し悪しをある意味冷静に受け取れる。そして無責任で構わないわけだから、持論を上からバシャバシャと被せてこられる。いやはや勉強になります。でもすみません、僕はこうしてますって言うのもアレなんで、「あるところには仕事はちゃんとあるみたいですけどね」って言ったら、「そやなぁ、コロナが落ち着いたらそっち行って営業ちゃんとしてみるわぁ」ってそれ、たぶんやんないよね。

あぁ取り止めもない。少し感情の吐き出し口が必要だった。みなさんぎっちょんのじゅうじゅう焼食べてください。僕も時々行きます。何の話や。普段から自戒的に呟いてるのに自分が愚痴ってさーせん。明日から本気出す(何の


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