大義。

先週末、世界でまた歓迎しない出来事が起こった。

様々な事情があるだろうし、専門家でもなんでもないから言及は控えるけれども、資源を輸入に頼る我が国にとって、対岸の火事ではないのは確かだ。


そんな折というか、ここ数日僕のXのタイムラインが日本製云々で盛り上がっている。世界情勢が不安定な今こそ、自給率引き上げに関して見直す機会でもある。

実際に行動を起こしている人たちがいるのは大変喜ばしいことであるし、それについて議論が巻き起こるのも大変意義のあることと思われる。それだけ戦士のみんなは真剣ってことだからね。


一昨年、別メディアでこんな記事書いてた。

かの繊維戦士は今どこで何をしているのだろうか。元気で過ごしていることを祈る。


『守る』を大義に、様々な方法でのアプローチが見受けられる。とても素晴らしいと思う。

一方で、前回書いた記事も併せて貼っておく。

ある種、態度を明らかにしない僕らはズルいのかもしれない。いや態度は一貫しているが、そうは見えないだろうことも承知している。

正直言って、斜に構えすぎてる感すらある。実は心のどこかで、純粋に盛り上がっている人たちを見ると羨ましいと思っているのかもしれない。


構造的に下請け体質にならざるを得なかった工場の人たちの奮起はすごいことだと心から思う。

技術の素晴らしさを発信していくことは彼らにとっての武器を最大限に活かすための方法なのだろう。


数年前にもこういったムーブがあった。当時は自社商品を持たない工場などはクライアントワークの露出をしたりする危なっかしい人たちも多かったが、今は自前で販売するために愚直に自社商品のストーリーを語る方が多くなっているように見受けられる。


自社企画商品をインターネットの力で販路を拡大していくのは今っぽいし、現代ならではのアプローチとして一番先に思いつくことの正解でもあるように思われる。

問題は結果的に長続きしなかったなって人たちが多かったこと。

一部の成功事例を除いて。


どうしても斜に構えがちになる理由として、深い深い中の当事者であるため『販促臭が否めないから』というのも自分で理解している。きっと本人たちに他意はないだろうから、やはりこちらが斜に構えているだけとしか言いようがない。


この大波(?)自体を否定しないし、むしろそれで当事者の方々の経営体質が改善していくのであればこれほど良いことはない。


僕の知り合いにも、自社ブランドを立ち上げて、今や受託よりそちらの方が大きくなって、むしろ受託をなくしていった人たちもいる。これはもう大成功事例だ。ただし、アプローチは昨今の工場発信のそれとは全く異なっている。いろんな人がいるよね。


おそらくだけど、長続きしなかった人たちの多くは、技術を武器に発信することは悪くなかったんだろうけど、誰かを幸せにするためのベクトルが内側に向きすぎていたのではないかと個人的に思っている。

なんつーか、大義が『守る』で、強すぎて、有象無象に紛れている一部の質の悪い客に辟易し対応を誤った可能性とか、あるかなって。


結局のところ、対法人だろうが、対個人だろうが、癖の悪い相手はいるものなので、世に認知されていく以上は、唾もかけられる覚悟っているんじゃないかな。

ただ一つ言いたいこととしては、生産背景や技術は、その技によって生み出された物が人の手に渡った時、その使い手である人たちの人生が輝くような幸せをお手伝いするための手段だってことを忘れずに、これからも頑張ってもらいたいと思う春。

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