丸編み生地製造の勉強-ワッフル編-

このシリーズ久しぶり。

ワッフルってどんな生地か、想像できるだろうか?

布帛でもワッフルってあるけど今回はカットソー生地のワッフルについて書いていこうと思う。

生地の語源はおそらくみんな知っているであろう、これ↓


だと思うでしょ。

まぁそうなんだけど、このワッフルの語源はドイツ語で蜂の巣と言う意味らしい。

だから、生地名ではワッフルともハニカム(honeycomb)とも言う。


僕ら丸編み製造業内では「ワッフル」って一言で言うと↑こんな生地をまず連想する。

この編み地は組織名でも「ワッフル」で良いんだけど、正確に言うなら「2:1針抜きテレコ2回タックワッフル」である。あぁ、もう、面倒くさいね。

だから「ワッフル送ってください!」とだけ伝えるとだいたいこの感じの生地が手元に届くと思われる。

これの変形もある。

↑RRLとかはこんな感じのやつとかをよく使ってる。タックの回数が少ない。

↑これは昔アメリカンアパレルによくあったやつ。タックないで横に糸を飛ばしてるだけのタイプ。

↑これは針抜きになってないけどタックをとって柄になってるやつ。ミニワッフルって呼ぶ人もいる。


この手の素材はだいたいがヘンリーネックとかいわゆる「サーマル」と呼ばれるアイテムに使用されていることが多い、、え?違うって?(1人ツッコミ)

「サーマル」はそんなんじゃないと、、じゃどんな生地?


↑これ?

あぁ、ハニカム。

組織名は「ハニカムメッシュ」と言って両面がこのような蜂の巣(honeycomb)状なので「ハニカム」と丸編み生地屋さんは呼んでいる。

最近はサーマルもだいぶ浸透してきてるので「サーマルの生地ください」って言ってもこの生地が出てくることは多いけど、そもそもサーマルってこういう凹凸のある生地を使ったロンTとかの総称らしいから生地の名前ではないのでご注意を。おしゃれ警察がうるさいので。

この組織も色々な変形が存在していて、技術的な話をすると縦方向48目の半分(24目)の範囲なら柄を組むことができる。48目は編機の口数なので、倍数で48になる整数でしか柄が組めない。合計36ではダメということ。ちょっと面倒なルールがあるが機械の構造上なのでこれは変えられない。

まず先ほどの↑これは一般的な6目x6目x2回のいわゆるハニカムで、↓これはその内の一つを普通のフライス編みにした6目x3ハニカムプラス12目フライスボーダー柄。

↓これは12目x12目の長いハニカム。

色々あっておもしろいね。


他にもワッフルは裏面総針のワッフルフェイスなどもある。↓


「ワッフル」一言でもいろんな生地が出てくる。

だから、どういうアイテムを作りたいかというイメージを明確に生地屋さんに伝えた方が良いのである。

「ワッフルの生地ください!」「サーマルの生地ください!」では情報としては弱い。

不運にもただ日々を過ごしているだけの生地屋の営業が担当だったら確実にデザイナーの意図を汲み取れずに暴投気味のワッフル生地を送ってくるだろう。

特にこの手の一つの言葉でいくつかの解釈があるような素材は、一番良いのは生地を見に行って自分で探すことなんだけど、時間がないよって人はネットの拾い画像でも良いから写真を送ってあげると、割とストレスなく資料収集できると思う。





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