そもそも中身なくない?それ。
最近、色々と勉強してる。
っていうか、生まれてからこのかた毎日が勉強ではあるんだけど。
このサイト立ち上げたくらいからは以前にも増して、インターネットのこと調べたりとか。ネット用語とか、IT関係の人が発する頭文字短縮系とか。
まぁ、似たやつが多くて頭に入りきらないんだけど、なんでその用語なのかという前後の文脈を知ることは、言葉の意味をしっかり理解した上で応用していく考え方の参考にはなるので、日々関心というか、驚きというか、完全に若者ではなくなった感を感じているというか、それでも若者でありたいというか、なんというか。置いていかれたくないし、これから自分のやっていくことに有効であれば、新しいことはどんどん取り入れたいタイプなので、咀嚼スピードが遅いながらも学ぶことは非常に楽しく、なぜ楽しいかというと、学んだことを実践した時の物事のリアクションが、学ぶ前のそれとは違ってくるから、そういう効果が見えるのは本当に学ぶことの醍醐味である。(長い)
そして、学びが深まってくると、世間でそれっぽいことをそれっぽく言っているだけでなんの中身もない人たちが、わかるようになってくる。これは非常に興味深い。
そういう人は一見頭良さそうに見える。特に我々繊維製造業はアナログ人間だ。ちょろいもんだ。
わかりにくい言葉を羅列すると、途端に未来っぽく見える。そして(あぁそうか、今の人たちはそういう次元なんだ、理解するのは難しそうだから、とりあえず任してしまおう)と、あっさりと不透明な内容の高額な『何か』を受注できてしまう。これは非常に怖いことだ。
以前このnoteの冒頭にもネタ的に書いたけど、同じ意味のことを難しい言葉に変えて重ねて言ってくる人がいる。まぁこのnoteの場合は単純に本人の無知が露呈されただけになったわけだが、仮にこれが、入社間もない丸編み生地の知識を持たないテキスタイルコンバーターの営業が言われたら、大真面目にカットソーとジャージの構成で素材を集めにかかるだろう。そしてその受け売りを我が物顔で仕入先ニッターに言い放つのだ「カットソーとジャージの構成で考えてるんで資料集めてます!」と。
そんなのってないじゃん。
まぁカットソーとジャージは流石に仕入先ニッターには伝わるだろうけど。
工業の人間は不器用で真面目な人が多い。だから、お客さんが難しい言葉使ってきても、なんとか理解しようとするのだ。伝わりきらない場合も多いが、自分たちの仕事を全うするために、周りの人に聞いたりして、調べたりする。でも彼らの調査範囲は限界がある。ググる概念がないし、ググってもわかんない場合が多い。
だから、ITインフラコンサル系の飛び込み営業諸君、難しい言葉のシャワーで押し込んでる系の君たち、それはフェアじゃないぞ。そういう教育受けてんのか?それ全然中身ないし、人の役に立ってないからな。そんなんで受注してしまったら、後からアナログ工業からクレームの嵐がくるぞ、そういう相手に向かって『使い方がわからないお前らが悪い』ってのは、ナシだぞ。わからないように売り込んだのはお前らだからな。肝に銘じろ。
と、地域担当が変わるたびに挨拶にくるITインフラコンサル系の営業に対して思う連休明けの夜の回想であった。
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